1307GMT 20日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
21日終値 前営業日終値
株 FT100 5214.64(+75.18) 5139.46
クセトラDAX 5990.38(+22.89) 5967.49
金 現物午後値決め 1191.50 1183.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.005 (+0.025) 0.398(0.360)
独連邦債2年物 0.720(0.779)
独連邦債10年物(9月限) 128.94 (+0.04) 2.638(2.648)
独連邦債30年物 3.334(3.335)
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<為替> ユーロが対ドルで下落。23日の欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)
結果発表が待たれるなか、ポルトガル国債入札がさえない需要となったことで、欧州の
銀行に対する懸念が浮き彫りとなった。
一方、ドルは他の主要通貨に対し下落。この日のバーナンキ米連邦準備理事会(FR
B)議長の証言が注目されている。
<株式> ロンドン株式市場は6営業日ぶりに反発した。米企業の好決算や合併・買
収(M&A)をめぐる明るいセンチメントが支援し、銀行・商品(コモディティー)株
に買いが入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は過去5営業日で2.5%下落していた。
銀行株が高い。米モルガン・スタンレー
ったことが支援した。バークレイズ
BP
関連費用調達に向けた最初の資産売却を発表した。
リスク選好の高まりを背景に鉱山株も買われた。BHPビリトン
鉄鉱石生産が前年同期比16%増加したことを明らかにし、2.5%値を上げた。ただ、
商品市場の短期的な見通しについては慎重な見方を示した。
欧州株式市場は米金融機関の好決算を好感し銀行株に買いが入り、約1週間ぶりに大き
く上昇した。欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)の結果で銀行セクターの見通しが
改善するとの期待も後押しした。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は11.24ポイント(1.12
%)高の1017.88。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.24ポイント(0.47%)高
の2639.52。
銀行株では、BNPパリバ
米金融大手モルガン・スタンレー
表。クレディ・スイスの資産運用部門のバイスプレジデント、ボブ・パーカー氏は「銀行
セクターの好決算の発表が支援材料となった」と述べた。
また同氏は、23日に公表される欧州の銀行ストレステストの結果は信頼できるものに
なるとの見通しを示し「大部分の銀行が問題なく通過するとみられている。問題が発覚し
た銀行に対しては、何らかの措置が用意される」と述べた。
鉱山関連株では、アントファガスタ
た。BHPビリトン
とで、通年の生産量が過去最高水準に押し上げられたとの発表した。
伊自動車大手フィアット
を今後引き上げる可能性があるとしたことが支援要因となった。
<ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇した。短期債が長期債を2営業日連続でアウト
パフォームし、その結果、過去2カ月にわたり縮小していた長短金利差が拡大した。
独政府がこの日実施した新発30年債の入札で、応札額が入札予定額に達せず札割れと
なったことも長期債が短期債をアンダーパフォームする要因となった。
7月1日に欧州中央銀行(ECB)の1年物オペが期限を迎えた後、流動性の低下が懸
念されていたが、統計で銀行が1週間物資金へ活発にロールオーバーを行っていることが
裏付けられたことで、欧州の短期金利の上昇は失速した。
独連邦債2年物
5%。一方で、同10年物
年物
この結果イールドカーブはスティープ化。2・10年債の利回り格差は5pb拡大の
192bpとなり、過去1週間で最も拡大した。同利回り格差は過去2カ月間で約60b
p縮小。19日には180bpと、約1年ぶりの水準まで縮小していた。
独連邦債先物9月限
128.59─129.00と、狭いレンジでの取引となった。
周辺国国債は独連邦債に歩調を合わせた動きを見せたため、独連邦債との利回り格差は
ほぼ横ばいで推移した。
10年物のイタリア国債
138bp。10年物のポルトガル国債
p。
この日は、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の米議会での証言を控え、警戒
感が高まった。また、23日の欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)の結果公表を前
にも警戒感が高まると予想されている。
[東京 22日 ロイター]