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米EPA、昨年のバイオ燃料混合義務引き下げを勧告=関係筋

発行済 2021-08-27 12:49
更新済 2021-08-27 12:54
© Reuters.  米環境保護局(EPA)は、2020年のバイオ燃料混合義務の水準に関し、見直しのためにホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)に提出した提案書で、遡及(そきゅう)的に引き

[26日 ロイター] - 米環境保護局(EPA)は、2020年のバイオ燃料混合義務の水準に関し、見直しのためにホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)に提出した提案書で、遡及(そきゅう)的に引き下げることを勧告した。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

再生可能燃料基準(RFS)では、製油業者は、一定量のバイオ燃料をガソリンに混合するか、RIN(再生可能識別番号)と呼ばれる取引可能なクレジットを購入する必要がある。

© Reuters.  米環境保護局(EPA)は、2020年のバイオ燃料混合義務の水準に関し、見直しのためにホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)に提出した提案書で、遡及(そきゅう)的に引き下げることを勧告した。写真はワシントンのEPA本庁舎。昨年1月撮影(2021年 ロイター/Lucy Nicholson)

農家やバイオ燃料生産業者は、混合義務の水準引き下げは、バイオ原料生産の需要に影響すると強く反発。一方、製油業者は、RFSはコストがかかり、製油業者の事業がリスクにさられるとし、農家らの訴えに反対している。

EPAの広報担当者は「今回の引き下げ提案では、このプログラム(RFS)を軌道に戻し、前政権によるバイオ燃料混合量の引き上げの決定に伴う問題に対応していくことが目的」と説明した。

ロイターは先週、関係筋の話として、EPAが2021年についても、バイオ燃料義務量の引き下げをホワイトハウスに勧告する一方、22年は過去2年間より増やすことを勧告する見通しだと伝えていた。

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