[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア石油大手、ルクオイルのレオニード・フェドゥン副社長は17日、石油輸出国機構(OPEC)に非加盟産油国を加えた「OPECプラス」が毎月日量40万バレルずつ増産する方針を1月会合でも維持すると見込んでいると明らかにした。
新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染急拡大が燃料需要を下押しする懸念がある一方、主要消費国は石油備蓄放出を決めている。
それでもなお、ロシアを含むOPECプラスは12月初めの会合で現行の減産縮小(増産)ペースの維持を決めた。次回会合は1月4日に予定されている。
フェドゥン氏は次回会合の見通しを問われ、「計画からのいかなる逸脱も想定していない」と記者団に話した。
生産者と消費者にとってバレル当たり60─80ドルの原油価格が心地よい水準との見方も示した。