[ロンドン 7日 ロイター] - ドイツ環境省の報道官は、欧州連合(EU)に流入する不正の疑いがある中国製バイオ燃料を調査するよう欧州委員会に要請したと明らかにした。
EUでは廃油などを使ったバイオディーゼル製造に奨励金を出しているが、アジアの企業がバイオ燃料に安価な油を混ぜて欧州に輸出しているとの懸念が生じている。
報道官はロイターに対し「中国由来の燃料について、持続可能性基準と温室効果ガス削減要件が満たされているかどうかを判断する評価の実施を求めている」と述べた。
欧州委の報道官はロイターへの電子メールで、匿名の加盟国から中国からの輸入品に関する照会があったと明らかにした上で、輸入燃料が温室効果ガス排出権の対象となるかどうかを調査する方針だとした。