[12日 ロイター] - 日本を訪問している韓国の野党議員団は12日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出計画について、国際原子力機関(IAEA)のほかにも専門機関が検証するべきとの見解を示した。
都内で開いた記者会見で、韓国最大野党「共に民主党」の魏聖坤議員が共同声明を発表した。日本の国会議員8人も声明を支持した。
韓国政府は、日本の放出計画が国際的な安全基準に合致しているというIAEAの検証結果を尊重する方針を示している。
韓国政府の立場について質問された魏氏は、懸念を抱いて計画に反対している人々の声を伝える必要があると指摘。「われわれは政府を説得するために最善を尽くしており、そのために今、日本を訪れている」と語った。