[21日 ロイター] - ロシアのミサイルがウクライナ南部オデーサ(オデッサ)州にある農業企業の穀物ターミナルを直撃し、2人が負傷した。同州知事が21日に明らかにした。
ロシアによるウクライナ南部への夜間空爆は4日連続。これまでの3日間と比べて攻撃は弱まっているもよう。
オデーサ州のカイパー知事はエンドウ豆100トンと大麦20トンも被害を受けたと述べた。
同知事によると、ロシアは防空システムを回避するために黒海から低空で巡航ミサイル「クラブ」を発射した。2発のミサイルが穀物貯蔵施設を直撃して火災が発生し、鎮火作業中にもう1発が命中して農業用機器などに被害が出たという。
南部ザポロジエ州のマラシコ知事は、ロシア軍が同州の集落を24時間に80回攻撃し、4人が死亡したと明らかにした。
また検察当局によると、東部ドネツク州コンスタンチノフカで50代の夫婦がロシア軍の砲撃で死亡した。