Laura Sanicola
[7日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は7日、2023年の国内産油量が日量1290万バレルに増加すると予想し、従来予想(1292万バレル)から小幅に下方修正した。
ロシアとサウジアラビアは先に、消費懸念を理由に日量130万バレルの自主減産を12月まで延長すると発表していた。
EIAは、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産は2024年いっぱい継続し、非石油部門の生産を相殺するとみている。
23年の北海ブレント原油価格は平均1バレル=83.99ドル、来年は93ドルと予想。
米国の石油消費については、今年分を日量30万バレル減の日量2010万バレルと予想し、10月に示した10万バレル増加から修正した。
来年のガソリン消費は1%減少し、1人当たりとしては過去20年で最低になると見通した。
1人当たりの消費減少の背景には、リモートワークの増加、自動車の燃費改善、ガソリン価格高騰、インフレの高止まりを挙げた。