Alex Lawler Ahmad Ghaddar Maha El Dahan
[ロンドン 23日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」のアフリカ加盟国であるアンゴラとナイジェリアが産油量の増加を目指していると、当局者が23日、ロイターに述べた。
OPECは22日、OPECプラスの閣僚級会合を従来予定の26日から30日に延期すると発表。OPECプラス関係者によると、アフリカ諸国など一部加盟国の現在の産油水準とそれに伴う減産の可能性を巡り意見の相違が生じたため会合を延期したという。
アンゴラのOPEC代表はロイターに対し「われわれは増産に向けて戦っている」とし、増産に向けた投資が行われていると述べた。
OPECは23日、30日の閣僚級会合はドバイで開催される第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)の開幕と重なるため、オンラインで開催されると発表した。
ナイジェリア国営石油会社(NNPC)幹部は、ナイジェリアの原油およびコンデンセート(超軽質原油)の生産量は11月17日現在で日量170万バレルで、年内には180万バレルに達する見込みと述べた。
ナイジェリアのOPEC代表は23日、ロイターに対し、自国の生産目標についてOPECプラスの他の加盟国と意見の相違があるとは認識していないと述べた。