Alex Lawler
[ロンドン 27日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくるOPECプラスは、30日に開く閣僚級会合で減産幅の拡大を検討する。OPECプラス関係者が27日明らかにした。
閣僚級会合は当初26日に予定されていたが、アフリカの産油諸国の生産水準を巡る意見が折り合わず、30日に延期が決まっていた。
27日の原油先物価格は1バレル=80ドル割れの水準まで低下。複数のアナリストは、OPECプラスが価格下支えのために、来年にかけての減産幅拡大か、減産期間の延長に動くと見込んでいる。
OPECプラスの関係者は、30日の会合で「グループ全体としてさらに(生産水準を)減らす」という選択肢が出てくるとの見通しを示した。
クウェートの石油相はX(旧ツイッター)への投稿で、同国は特に生産割り当てや生産量に関してOPECが下すいかなる決定も実行する決意だと表明した。