Humeyra Pamuk Andrew Gray
[ブリュッセル 29日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は29日、ウクライナ支援について北大西洋条約機構(NATO)内に「疲労感はない」と述べた。
ブリュッセルで行われたウクライナとNATOの会議後、「われわれはウクライナを支援しなければならないし、支援を続ける」と言明。NATOはこの立場で一致しており、米国では上下両院からウクライナ支持の声が続いていると説明した。
ウクライナは、ロシアとの戦争に対する国際社会の注目がイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘に奪われるのではないかと懸念。クレバ外相はこの日、西側に武器の増産を求めた。
クレバ氏は欧州連合(EU)各国がこれまで、ウクライナに供給を約束した砲弾100万発中30万発を提供したと報告。「欧州・大西洋に共通の防衛産業を構築する必要がある」と述べ、それによりウクライナとNATO加盟国双方の安全保障が確保されると訴えた。