Laura Sanicola
[30日 ロイター] - 原油先物価格は30日のアジア市場序盤の取引で下落している。中国の製造業統計が予想を下回ったことが背景。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の会合を控え警戒ムードが広がっている。
0024GMT(日本時間午前9時24分)時点で北海ブレント先物は0.28ドル(0.3%)安の1バレル=82.90ドル。米WTI先物は0.24ドル(0.3%)安の77.68ドル。
中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.4と、10月の49.5から低下し、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った。ロイターがまとめた市場予想の49.7も下回った。
米エネルギー情報局(EIA)が29日発表した先週の原油と留出油の在庫は予想に反して増加。ガソリン在庫も予想以上に増えた。