[北京 30日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は30日、長江デルタ地域における開発で新たな「突破口」を切り開き、工業生産能力の拡大につなげる必要があると強調した。国営新華社が発言を伝えた。
習氏は28日、長江デルタの一角で金融センターの役割を果たしている上海を3年ぶりに訪問した後、地域一帯の視察を続けている。
新華社によると、習氏は長江デルタの総合的な強さと競争力は引き続き中国トップだと評価。この地域が有する完全な工業システムの優位性を指摘するとともに、近代化を加速させ、エネルギー供給能力も高めたいとの考えを示した。
一方で地域の一体化と域内協力関係推進の取り組みや、科学技術の革新、工業力のさらなる強化などで改善を図らなければならないと述べた。