[8日 ロイター] - ロシア紙コメルサントは8日、天然ガス大手ノバテクが主導する北極圏の液化天然ガス(LNG)事業「アークティックLNG2」からの出荷開始が3月より早まることはないとの関係者の話を伝えた。
ノバク副首相は以前、初出荷は2月になるだろうと話していた。ただ同紙によると、ノバテクは先に韓国の造船会社ハンファオーシャンから専用のタンカーを受け取る必要がある。
タンカーはまだ韓国にあり、同事業を操業している北極圏のギダン半島に到着するまでに最低1カ月は要するとみられる。
ノバテクは別の北極圏での事業「ヤマルLNG」で同様のタンカーを複数所有しているが、コメルサントによれば、スケジュールが詰まっており、いずれも転用できないという。