Laura Sanicola
[14日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は反落。米週間統計で原油在庫が予想以上に増加したほか、米早期利下げ観測が後退し、相場を押し下げた。
0000GMT(日本時間午前9時)時点で北海ブレント先物は0.29ドル安の1バレル=82.48ドル。米WTI先物は0.22ドル安の77.65ドル。
市場筋によると、米石油協会(API)が13日公表した週間統計で原油在庫が852万バレル急増。ロイターがまとめた市場予想の260万バレル増を大きく上回った。
INGのアナリストは「原油在庫の積み増しはかなりの弱材料だった」が、石油製品在庫の大幅減によって相殺されたと指摘。英BPの米インディアナ州ホワイティング製油所の稼働停止をおそらく反映したと分析した。
また、1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びを示したことを受け、連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りし、経済成長や石油需要を下押しする可能性があるとの見方も強まった。