Pavel Polityuk
[キーウ(キエフ) 13日 ロイター] - ウクライナ政府は13日、国内農業部門の欧州連合(EU)との統合条件は交渉で決定されると表明し、政府がEU「グリーンディール」要件の緩和を求める可能性があるとしたロイター報道を否定した。
ロイターはこれに先立ち、高官の話として、ウクライナは来月から始まる加盟交渉で農薬使用などに関するグリーンディール要件の緩和と引き換えにEU農業補助金の見送りを検討する可能性があると伝えた。
ウクライナのステファニシナ副首相とソリスキー農相は別々に声明を出し、「ルールは誰に対しても同じであるべきであり、補助金や助成金を放棄するという話はありえない」と表明した。
現在のルールが適用された場合、ウクライナはEU「共通農業政策」から7年間で965億ユーロ(1040億ドル)の補助金を受ける可能性がある。