[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が4日発表した7月の鉱工業受注指数は前月比2.8%上昇した。市場予想の5.0%上昇を下回り、第3・四半期の独経済回復の足取りが期待ほど強くないことが示された。
国内受注は10.2%減、国外からの受注は14.4%増だった。
統計庁によると、受注はロックダウン(都市封鎖)開始前の2月の水準を8.2%下回っている。
6月の鉱工業受注指数は上昇率が27.9%から28.8%へ上方修正された。
バーデン・ビュルテンベルク州立銀行のエコノミスト、イエンスオリバー・ニクラッシュ氏は、回復の勢いが鈍化するとの見方を示し「一部で期待されていたほど早く危機前の水準に到達することはない」と述べた。