2日午前の東京外為市場ではドル・円は102円65銭付近。
債券先物の大幅安で株式市場などへの影響が意識された可能性があろう。
ドル・円は102円40銭付近で寄り付いた後、日経平均株価の軟調地合いを受け一時102円23銭まで下落。
その後は、麻生太郎財務相による「為替市場は神経質な動きをみせている」など円高けん制発言で、ドルは102円83銭まで上昇。
また、債券先物の大幅安も意識されているもよう。
一段安となった場合には、株式市場に影響が及ぶ可能性は否定できないとの声が聞かれる。
なお、きょう閣議決定の政府経済対策については、市場の評価を見極める必要がありそうだ。
ランチタイムの日経平均先物は弱含む展開が続いているため、ドルは午後の取引で大幅高を想定しにくい。
一方、豪準備銀が利下げに踏み切った場合には、豪ドル・円などクロス円の下落をきっかけにドル・円が値を下げる可能性もあろう。
ここまでドル・円は102円23銭から102円83銭、ユーロ・ドルは1.1159ドルから1.1175ドル、ユーロ・円は114円23銭から114円82銭で推移。
【要人発言】
・安倍首相
「2020年の財政健全化目標を堅持」
・麻生財務相
「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」
「為替市場は神経質な動きをみせている」