ニューヨーク - 米司法省が木曜日に発表したところによると、投資家に約150万ドルの損失をもたらした暗号通貨投資詐欺を指揮したとして、元投資銀行員で登録ブローカーの男性に禁固41カ月の実刑判決が言い渡された。
ニューヨーク州ブルックリンに住むラショーン・ラッセル（28）は、2020年11月から2022年8月にかけて、暗号通貨投資で多額のリターンを得られるという偽りの約束で投資家を欺く詐欺計画に関与したとして有罪判決を受けた。ラッセルは約束通りに資金を投資する代わりに、個人的な使用やギャンブル、他の投資家への返済のために資金を不正流用した。投資家がリターンを求めても、ラッセルは元本の返済や約束のリターンを提供せず、場合によっては資金を送金したと偽っていた。
別件だが関連する事件では、ラッセルは主にニューヨークとニュージャージーにあるスポーツジムのロッカーから、少なくとも97枚のクレジットカードとデビットカード、43枚の身分証明書を不正に入手し、2021年9月から2023年6月の間にオンライン・ギャンブルの口座を開設し、不正な買い物をするために使用したことが判明した。
この判決には、ラッセルが暗号通貨スキームの被害者に150万ドル以上の賠償金を支払う命令も含まれている。ラッセルは2023年9月、電信詐欺とアクセス機器詐欺の罪を認めた。
米国郵政検査局は、ラッセルの起訴につながる捜査を行った。この事件は、刑事部詐欺課のカイル・クロフォード裁判長とスコット・アームストロング課長補佐が、ニューヨーク州東部地区のドリュー・ロール連邦検事補とともに起訴した。
今回の判決は、司法省による金融詐欺、特に暗号通貨市場における詐欺撲滅のための一連の行動の中で下された。この情報は司法省のプレスリリースの声明に基づいている。
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