[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のシャーマ民間企業相は17日、新型コロナウイルス感染による国内の死者は前日から170人増え、3万4636人に達したと明らかにした。死者の伸びは前日の468人を大きく下回り、3月23日にロックダウン(都市封鎖)が始まって以降で最も低い水準となった。
1日当たりの死者は、4月21日に1172人を記録してピークに達したが、その後は減少を続けている。
政府の他のデータによると、国内の新型コロナによる死者は、感染が疑われるケースも含めると4万人を超えている可能性がある。
感染者数は前日から3142人増え、24万3303人に達した。
シャーマ民間企業相はまた、英オックスフォード大学が開発中の新型コロナのワクチンで、アストラゼネカ (L:AZN)がライセンス契約を結んだと明らかにした。
開発が成功すれば、アストラゼネカは1億回分のワクチンを大量生産し、英国内向けには9月までに最大3000万回分のワクチンを生産する。
同相は「英国が(ワクチンを)最初に確保する」と説明し、政府はさらに8400万ポンド(1億0167万ドル)を拠出し、国内のワクチン開発を支援すると表明した。