[30日 ロイター] - 米アルファベット (O:GOOGL)傘下のグーグルは30日遅く、一部の州で新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、国内のオフィス勤務再開を約2カ月延期することを明らかにした。
グーグルの広報担当がロイターに明らかにした。米国のすべてのオフィスが少なくとも9月7日まで閉鎖される。
グーグルは5月下旬、状況が許せば7月6日から収容人数の約10%でオフィスを稼働し、9月に同30%に引き上げる方針を示していた。
同広報担当は、ブルームバーグが報じた従業員向けの社内文書の内容を確認した。
グーグルの幹部は社内文書で「在宅勤務をしているスタッフは、上司からの指示がない限り、在宅勤務を続けてほしい」とし「このガイドラインは少なくとも9月7日(レーバーデー)まで変更しない見通しだ」と述べた。
ロイターの集計によると、米国では30日、新型コロナウイルスの新規感染者が4万7000人を突破した。1日当たりの新規感染者数としては、これまでの最多を記録した。