[シカゴ 14日 ロイター] - 米バイオ医薬大手モデルナ (O:MRNA)が開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、米国の研究者チームは14日、初期段階の研究で安全性が示されたほか、健康なボランティア45人全員に免疫反応が見られたとする報告書を公表した。
研究者チームは医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」上で、深刻な副作用が出たボランティアはいなかったものの、半数以上が倦怠感、頭痛、悪寒、注入部位の筋肉痛といった軽微な反応を訴えたと説明。これらは2回目の投薬後、および投薬量が多かった被験者に見られる傾向が強かったという。
モデルナの株価は14日引け後の時間外取引で15%超上昇。
モデルナは14日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、今月27日ごろから後期治験を開始する計画を示した。政府のウェブサイトに掲載されたリストで分かった。