[アムステルダム 28日 ロイター] - オランダの大手銀行INGグループ (AS:INGA)は28日、過去に行った複数の買収について、のれん代償却費約3億ユーロ(3億5190万ドル)を計上するとの見通しを示した。
新型コロナウイルスの流行で経済に悪影響が出ていることが背景。
来月6日発表予定の第2・四半期決算で計上する。自己資本比率への影響はない。
同行の広報担当は、のれん代を償却する事業部門の詳細を明らかにしなかったが「かなり以前に行った複数の買収」に関連するものだと述べた。
同行はすでに、新型コロナの流行で第2・四半期の純利益に悪影響が出るとの見通しを示している。欧州各国で導入されたロックダウン(都市封鎖)を受けて企業活動が停滞し、不良債権が増加している。
第1・四半期の貸倒引当金は6億6100万ユーロと、前年同期の2億0700万ユーロから増加していた。