[北京 30日 ロイター] - 中国の新疆ウイグル自治区ウルムチ市当局は30日、新型コロナウイルスの封じ込めに向け、同市の人の出入りを制限すると発表した。
同市は中国本土での新型コロナ感染第2波の中心地となっている。中国で29日に確認された新規感染者105人のうち、同市での感染者は96人を占めた。
ウルムチ市の副市長は定例会見で、市内に14日以上滞在した非居住者は、核酸検査と抗体検査の両方で陰性が出ない限り、市外に出られないとしたほか、必要がない限り、住民は市外に出るべきではないとした。
また、感染リスクの高い地域からウルムチ市を訪れた人に14日間の隔離を義務付けると指摘。他の地域から訪れた人には、過去7日以内に受けた検査で陰性だったことを示すなど他の要件が求められるとした。