[ソウル 30日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は30日、同国の感染病対策に「不備」が見つかったと報じた。
北朝鮮の部隊は先週、韓国漁業当局の男性を射殺している。
KCNAによると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は29日、党政治局会議を開催。新型コロナ対策を見直し、改善策を協議した。出席者は、予防対策の実施で「一部の不備」が見つかったと発言したという。詳細は伝えていない。
KCNAは「会議では新型コロナ対策の分野で油断、不注意、無責任、緩みが絶対にあってはならないとの認識で一致した」と報道。「非常に強固な感染対策の制度と秩序をうまく維持していく必要があるとの認識が示された」としている。
KCNAによると、会議では10月10日の党創建75周年に向けた組織上の課題と準備についても協議。10月10日は北朝鮮の重要な祝日で、通常、大規模な軍事パレードが行われる。
*英文の訂正により、見出しと第1段落の「新型コロナウイルス対策」を「感染病対策」に修正し、第2段落の「新型コロナウイルスの感染拡大防止のために」を削除しました。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200930T033547+0000