[フランクフルト 10日 ロイター] - ドイツのバイオ医薬品企業ビオンテック (O:BNTX)は、米製薬大手ファイザー (N:PFE)と開発中の新型コロナウイルスワクチンの価格について、「典型的な実勢価格」を下回り、国や地域によって差をつけることを計画している。
同社の戦略責任者ライアン・リチャードソン氏が10日、英紙フィナンシャル・タイムズのオンラインイベントで発言したところによると、ワクチン価格は同社の民間投資家が負ってきた金融リスクを反映したものになるという。
リチャードソン氏は「当社はバランスの取れたアプローチを追求してきたが、技術革新には資本と投資が必要だ。われわれの置かれた状況と全世界的な供給確保という目標を鑑み、ワクチン価格が典型的な実勢価格を大幅に下回るよう計画している」と発言。
また、「世界の各地域によって価格差が出るだろう」とも述べたが、その詳細については明らかにしなかった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201110T233833+0000