[北京 11日 ロイター] - 中国の李克強首相は11日、新型コロナウイルスの起源調査について、引き続き世界保健機関(WHO)と協力して調査にあたる方針を示し、米国が初期の感染例のデータの共有を巡り中国の対応が不透明だったと批判したことに反論した。
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕に際して行われた会見で、同首相は「中国は開かれた、透明かつ協力的なアプローチで、事実に基づいた行動を取ってきた」と述べた。
その上で、新型コロナウイルスは人類共通の敵であり、全ての国が手を携えて制圧にあたるべきだ、とした。