[マニラ 17日 ロイター] - フィリピンのデュケ保健相は17日、新型コロナウイルス感染者の急増が続けばより広範なロックダウン(都市封鎖)が必要になる可能性があると警告した。
デュケ氏はANCテレビに「何も変化がなく感染が増え続ければ、一段のロックダウンを導入する公算が大きい」と指摘し、数日中にこうした状態を回避したいと述べた。
政府の新型コロナ対策チームは16日夜、外国人と一部の帰国者の入国を20日から1か月間禁止すると発表した。
フィリピンでは過去4日間で感染者が約2万人増えた。これまでの感染者は累計63万1320人、死者は1万2848人となっている。
首都マニラでは当局が未成年の外出禁止措置を17日から2週間、15歳未満から18歳未満へ拡大した。外出が可能なのは18─65歳となる。また15日から2週間、夜間の外出が再び禁止されている。