[3日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が、2期目再選を目指し立候補する意向と、医学メディアのスタット・ニュースが3日、関係筋の情報として報じた。
WHO報道官はコメントを控えている。採決は来年で、WHO加盟各国は今年9月までに候補者を推薦することができる。
テドロス氏はエチオピア出身で、2017年(任期5年)にアフリカ出身者としては初のWHO事務局長に就任した。
新型コロナウイルス対応では、20年1月、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言する直前に中国・北京を訪問し、協力や情報共有を求め、習平近・国家主席と会談した。
トランプ前米大統領は、新型コロナ感染拡大を巡り、WHOが「中国中心主義」で、世界に不適切な提言を行っていると批判。その後、WHOへの拠出金を停止した経緯がある。