[ヨハネスブルク 16日 ロイター] - 南ア保健当局は16日、国家コロナウイルス評議会(NCCC)が新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)の警戒レベルを5段階の最低である「調整された警戒レベル1」に据え置いたと明らかにした。
オミクロン変異株の対策に取り組む同国では、過去数日間の感染者が2万人を超えているが、科学者らは重症化率が高いことを示す兆候はまだ見られないとしている。
保健省は声明で、「NCCCは保健省に感染増加を注視するよう指示した」と説明。入院率、死亡率、回復率も追跡していくと付け加えた。
さらに、これらの要素は全て、感染第4波拡大の原因であるオミクロン株によるところが大きいとした。
今回の決定については、祝祭シーズン中の感染増回避に向け保健省が勧告した安全対策をNCCCが熟慮した結果だと説明した。