[3日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスが3日発表した第2・四半期(4月3日までの3カ月)の世界の既存店売上高は市場予想を下回った。中国で新型コロナウイルス対策として実施しているロックダウン(都市封鎖)措置が中国での売り上げへの重しとなった。
世界の既存店売上高は7%増と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の7.1%増を下回った。北米市場の既存店売上高は12%増と好調だったものの、中国では23%の落ち込みとなった。
北米の営業利益率は17.1%と、前年同期の19.3%から縮小。人件費や製品に絡むコストの拡大が響いた。
純売上高は76億4000万ドルと、前年同期の66億7000万ドルから増加。第2・四半期に313店舗を新規出店したことが追い風となった。アナリスト予想は75億9000万ドルだった。
純利益は6億7450万ドル(1株当たり0.58ドル)と、前年同期の6億5940万ドル(同0.56ドル)から増加。特別項目を除く1株利益は0.59ドルで、市場予想と一致した。
引け後の時間外取引で、スタバの株価は1.7%上昇した。