[メキシコ市 23日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)主導の枠組み「COVAX(コバックス)」は23日、メキシコに対して米ファイザーと独ビオンテック製の小児用新型コロナウイルスワクチン1000万回分を提供すると申し出た。
ロペスオブラドール大統領は22日、COVAXで購入した新型コロナワクチンの到着が遅れている問題で国連に抗議すると表明していた。
大統領によると、メキシコはCOVAX経由で約5200万回分のワクチンを発注したが、まだ半分も届いていないという。
途上国のワクチン普及を支援する国際組織でWHOと共にCOVAXを支援する「GAVIワクチンアライアンス」は、メキシコ当局と数カ月協議した結果、申し出が受け入れられたと明らかにした。
メキシコ保健省のウゴ・ロペスガテル次官は先に、9月までの到着が「必須」と述べていた。