[8日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社ノババックスは8日、自社が開発した新型コロナウイルス従来株とオミクロン変異株亜種「BA.1」に対応する「2価ワクチン」について、2回目の追加接種(ブースター接種)として使用された際、強い免疫効果があることが後期臨床試験(治験)で確認されたと発表した。
ノババックスによると、新型コロナに感染したことがない人に2価ワクチン「NVN─CoV2515」を接種した際、ノババックスの従来型ワクチンと比べ1.6倍の中和抗体が産生された。
米食品医薬品局(FDA)は10月、ノババックスのワクチンの1回目の追加接種としての利用を承認。ただ2回目の追加接種用としてはまだ承認していない。
ノババックスは米モデルナや米ファイザーと同様に、新型コロナと季節性インフルエンザの双方を標的とするワクチンの開発を手掛けている。