匿名仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)を開発するエレクトリック・コイン・カンパニーのズーコ・ウィルコックスCEOは26日、渋谷にあるブロックチェーン特化のコワーキングスペースNeutrinoで、ジーキャッシュを上場させることで生まれる金融庁にとってのメリットについて解説した。
ジーキャッシュが上場している日本の取引所は現在、存在しない。昨年5月、唯一ジーキャッシュやモネロなど匿名通貨を扱っていたコインチェックが上場廃止を決定した。金融庁は、今月15日に閣議決定された改正案で、匿名通貨などを念頭に「移転記録が公開されずマネロンに利用されやすいなど問題がある暗号資産」が登場したことを受け、「交換業者が取り扱う暗号資産の変更を事前届出とし、問題がないかチェックする仕組み」を整備すると発表。