主要な仮想通貨が反騰し、ビットコインは8000ドルを再テストしている。
11日午後4時21分時点でビットコインは2.52%高の7888.3ドル。
イーサリアムは3.59%高の243.99ドル、XRPは0.02%高の0.38951ドル、ライトコインは8.98%高の127.841ドル。
仮想通貨市場全体の時価総額は10日の2456億ドルから2543億ドルに上がっている。
本日大きな話題となっているのは、マイニング(取引データの承認作業)を行う仮想通貨マイナーに関する各国の規制報道だ。
イランのHomayounエネルギー相は、仮想通貨マイナーは政府から補助金を受けてはならないと発言。イラン政府は電力使用への補助金におよそ10億ドルを投じており、一般家庭の電気料金負担が軽減されている。
同国は現在一般市民に対し仮想通貨のマイニングや取引を禁じている。
しかし中国が仮想通貨マイニングを禁じたのち、イランの安価な電気料金がマイナーを引き寄せている。
また米国による制裁関税への対抗手段として、同国内では仮想通貨取引が注目され始めている。
加えてロシアも仮想通貨のマイニングに対して罰金を課すことを検討中だ。
国家院に設置された金融市場委員会のアナトリー・アクサコフ委員長は、政府が6月末までにマイニングに関する管理責任を導入する可能性があると述べ、次のように発言した。
「ロシアでは、仮想通貨に関連するあらゆる行為が違法と見なされる点を警告する。これは、マイニング、発行、流通、また取引・交換を行う場所提供の禁止を指しており、罰金の形で管理責任を問われることを意味する。ビットコイン、イーサリアムなどブロックチェーン技術で作られた仮想通貨は違法な存在だ」