[ベルリン 21日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2月のドイツ購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が51.1と、前月の51.2からほぼ横ばいだった。ロイターがまとめた市場予想の50.8を上回った。
サービス部門の拡大ペースが鈍ったが、サービス業が引き続き製造業の低迷を補っている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で、今後、輸出が悪影響を受けるリスクがある。
2月のサービス部門PMI速報値は53.3と、前月の54.2から低下し、2カ月ぶりの低水準となった。
IHSマークイットのプリンシパル・エコノミスト、フィル・スミス氏は「内需は引き続き良好なようだ。観光客の減少が伝えられているが、サービス業の活動は引き続き拡大している」と指摘した。
2月の製造業PMI速報値は47.8と、前月の45.3から改善し、昨年1月以来の高水準となった。アナリストは製造業PMIの悪化を予想していた。
同氏は、新型ウイルスの感染拡大について「これまでのところ、供給問題による製造業生産の混乱はかなり限られている。だが、供給問題はまだ初期の段階にあり、長期化する可能性がある」と述べた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200221T090937+0000