[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が発表した6月の失業者数は予想よりかなり小幅な増加にとどまった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による雇用情勢の悪化懸念が和らいだ。
6月の失業者数(季節調整後)は前月比6万9000人増加し294万3000万人。失業率は6.3%から6.4%に上昇した。
ロイターがまとめた市場予想は、失業者数が12万人増、失業率は6.6%だった。
雇用庁のシェーレ長官は「労働市場は依然、パンデミックに圧迫されている」とした上で、時短労働が労働市場を安定化させていると説明した。
ドイツには短時間労働制度(Kurzarbeit)があり、今回のように景気の局面で大量の失業者発生を防ぐため、雇用者に時短労働への切り替えを認めている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200701T090833+0000