[ワシントン 10日 ロイター] - 米商務省が10日発表した昨年12月の卸売在庫は前月から0.3%増加し、前月発表された速報値の0.1%増から上方改定された。
11月は横ばいだった。
12月の卸売在庫の国内総生産(GDP)算出に用いられる項目は前月比0.7%増。前年同月比は1.6%減だった。
昨年第4・四半期GDPは年率で4.0%増加し、在庫投資が前期に続き押し上げ要因になった。
企業は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生当初に在庫を減らしたが、現在は補充しており、製造業の下支え要因になっている。
卸売在庫の内訳は、自動車・同部品が前月比3.3%減少した。
卸売売上高は1.2%増え、11月の0.3%増から加速した。12月の売り上げペースで在庫が全てはけるのに必要な期間は1.29カ月。前月は1.31カ月だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210210T162339+0000