40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

円LIBOR参照残高、昨年末で2600兆円超 金融庁・日銀が調査=関係筋

発行済 2021-05-18 19:10
更新済 2021-05-18 19:18
© Reuters.  5月18日、円LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)を参照した融資契約や債券発行、デリバティブの想定元本が、昨年末時点で2600兆円超に上ることが分かった。写真は金融庁前

[東京 18日 ロイター] - 円LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)を参照した融資契約や債券発行、デリバティブの想定元本が、昨年末時点で2600兆円超に上ることが分かった。金融庁と日銀が国内金融機関274社を対象にした調査で判明した。2021年末の廃止を前に、後継指標への円滑な移行が図れるかが課題となる。関係筋が明らかにした。

残高の内訳は貸出などの運用が33兆円、預金や債券などの調達が12兆円、デリバティブの想定元本が2591兆円だった。

このうち、満期が21年末を越えるものは、運用が27兆円、調達が11兆円、デリバティブの想定元本は2047兆円だった。調査結果は近く公表される。

LIBORは、円や米ドルなど主要な5通貨について公表されているが、米ドルの一部を除き、今年末で廃止される。

廃止時に後継金利が決まっていなければ、借り手はお金があっても支払えなくなる「テクニカル・デフォルト」を引き起こす恐れもあり、金融界ではLIBORからの移行が重要課題のひとつだ。

昨年末時点では残高に目立った減少はみられないものの、後継指標として支持が高かった「東京ターム物リスク・フリー・レート」(TORF)の確定値が4月26日に公表されたこともあり、関係者の間では「移行が本格的に進むのはむしろこれから」との見方が多い。

調査結果では、契約当事者の間で事前に後継金利を決めておく対応がどの程度進捗しているのかも公表する。円LIBORの運用では、残高ベースで18%が対応済みだった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます