[カイロ 11日 ロイター] - サウジアラビアのムハンマド皇太子は11日、新たな投資戦略の詳細を明らかにし、海外直接投資(FDI)純流入額を年間3880億リヤル(約1034億5000万ドル)に引き上げることを目指す方針を示した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。
国内投資については、2030年までに年間1兆7000億リヤルに拡大することを目標とする。
皇太子は3月、世界最大の石油輸出国である同国の経済を多様化させるための27兆リヤルの歳出の一環として、30年までに12兆リヤル相当の投資を計画していると述べていた。
SPAは11日、「国家投資戦略は、投資家を力づけ、投資機会を提供するほか、資金調達の解決策をもたらし、競争力を高めるものだ」と伝えた。
サウジ向けのFDIは過去数年で減少。昨年の純流入額は55億ドルだった。