[上海 21日 ロイター] - 中国の広東省は24日に発行を予定する地方政府債について、今週の中央政府当局による政策金利引き下げを踏まえ、条件を決定する際の国債に対する上乗せ金利(スプレッド)を引き下げる。関係筋が21日、明らかにした。
償還期間が同じ国債の5日間の平均利回りに対する上乗せ幅は最低10ベーシスポイント(bp)とし、従来の15bpから引き下げる。
広東省は総額1166億元(183億8000万ドル)の一般債と特別債を発行する見通し。償還期間は7年から30年となる。
中国人民銀行(中央銀行)は17日、中期貸出制度(MLF)金利と期間7日のリバースレポ金利を市場の予想に反して引き下げた。
人民銀はまた、20日に住宅ローン金利の目安とされる5年物最優遇貸出金利(LPR)を引き下げた。関係筋によると、常設貸出ファシリティー(SLF)の全ての期間の金利も21日から引き下げるとみられる。