[ローマ 29日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が29日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比1.0%増だった。
前年比では4.6%増。 ロイターがまとめた市場予想は前期比0.3%増、前年比3.7%増で、ウクライナ戦争にもかかわらず、市場予想を上回った。
第1・四半期は前期比0.1%増、前年比6.2%増。
6四半期連続でプラス成長を記録した。
鉱工業・サービス部門は拡大。農業部門は縮小した。国内の寄与度はプラス、純輸出の寄与度はマイナスだった。
財務省は「第2・四半期のGDPが2019年の平均を大きく上回ったことから、新型コロナウイルス危機からの回復は達成されたと言える」との声明を発表した。
「今年後半も家計の購買力と企業の競争力を支援することが必要だ」とし、また引き続き欧州連合(EU)復興基金によるプロジェクトを遂行し、投資と技術革新を後押しなければならないとした。