[6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日発表した4月の鉱工業受注指数(季節・日数調整後)は前月比0.4%低下した。
予想外の低下となった。ロイターがまとめたアナリスト予想は3.0%上昇だった。大型受注が減少した。
大型受注を除くベースでは前月比1.4%増。
4月の鉱工業受注指数は前年比では9.9%低下した。
ベレンベルクのチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は、新規受注は非常に弱く、受注残が高止まりしていると指摘。「企業は生産を続けるだろうが、新規受注は通常通りには入ってこないため、増産する理由はない」と述べた。
キャピタル・エコノミクスの欧州担当シニアエコノミスト、フランジスカ・パルマス氏は「生産がこれ以上回復する余地はない。新規受注は非常に少ない」との見方を示した。
国内受注は前月比1.6%増。海外受注は1.8%減。
機械・設備、船舶・列車・航空機製造の受注は減少したが、電気設備、自動車製造は受注が増加した。