[パリ 8日 ロイター] - フランス中央銀行は8日、2023年第2・四半期の国内経済成長率が前期比で0.1%の小幅なプラス成長になるとの予想を示した。工業・サービス部門の活動に弾みがついたという。第1・四半期は0.2%だった。
調査は8500社を対象に実施。自動車と電機メーカーがサプライチェーン(供給網)問題改善の恩恵を受け、5月に製造業の活動がやや加速したほか、6月にさらに勢い付くとみられている。
サービス部門の活動は5月に改善し、6月にさらに弾みがつくと中銀は予想している。
建設部門は5月に落ち込んだものの、6月は改善が見込まれている。
製造業では、値上げしたと回答した企業は10%で、前月や新型コロナウイルス禍前と同水準だった。
サービス部門で値上げを報告した企業は12%と前月の19%から低下、建設部門では15%で同23%から低下した。