[14日 ロイター] - 米金融大手チャールズ・シュワブは14日公表の月例報告で、預貸の利ざやを示す純金利マージンの悪化とトレーディング業務の低調により、第2・四半期の収入が10─11%減少するとの見通しを示した。
米連邦準備理事会(FRB)による数十年で最速ペースの利上げで生じた不透明な状況を乗り切るのに必要なキャッシュフローを補完する上で、連邦住宅貸付銀行(FHLB)からの借り入れなど高コストの調達源に頼らざるを得なかった。こうした借り入れの大部分は2024年末までに返済が行われそうだという。
5月末時点の顧客からの預かり資産総額は7兆6500億ドルで、前年同月から5%増加し、前月比では横ばいだった。同社の口座から他の高利回り金融商品へと資金を移動させる顧客は4カ月連続で減少している。