[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルが23日発表したドイツの6月のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.8となり、前月の53.9から低下した。ロイターがまとめたアナリスト予想の53.5も下回った。
好不況の分かれ目となる50は上回ったが、4カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
サービス部門PMIは54.1で、前月の57.2から低下した。
製造業PMIは5月の43.2から41.0に低下し、3年1カ月ぶりの低水準となった。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ドイツ経済はサービス部門に支えられている。HCOBのPMIによれば、サービス部門は6月には成長ペースがやや鈍化したものの、第2・四半期を通じて非常に力強く拡大した」と述べた。一方、製造業は、全ての兆候が第2・四半期の縮小を示しているとした。