[北京 8日 ロイター] - 中国税関総署の統計によると、7月のレアアース(希土類)輸出量は前年同月比49%増の5426トンと、2020年3月以来の高水準となった。
新エネルギー車と風力発電向けの需要が堅調だった。増加は4カ月連続。
上海有色網のアナリスト、Yang Jiawen氏は新エネルギー車や風力発電など一部の分野が伸びており、レアアースの比較的安定した需要を生み出していると述べた。
アナリストによると、中国が7月初めに希少金属のガリウムとゲルマニウムの輸出を8月から制限すると発表し、レアアースも近く輸出が制限されるとの懸念が高まったことも輸出の増加につながった。
1─7月の輸出量は3万1662トンと、前年同期比6%増加した。