[コロンボ 15日 ロイター] - スリランカのウィジェセケラ電力・エネルギー相は15日、中国国有の石油大手、中国石油化工(シノペック)が9月20日にスリランカで営業を開始すると明らかにした。政府が設定している小売価格の上限を下回る価格で燃料を販売が認められるという。
同相は、シノペックの参入がスリランカの外貨準備ひっ迫の軽減につながると指摘した。さらに国際燃料会社2社が10月か11月までに参入する見通しも示した。
政府の認可を受けているのはオーストラリアのユナイテッド・ペトロリアムと米国のRMパークス。
同相は記者団に、「シノペック参入により外貨準備への圧力が緩和されれば、燃料輸入拡大や経済強化にもつながる」と述べた。
新たな参入により、国営石油公社セイロン・ペトロリアム・コープ(CPC)と、インド石油公社(IOC)傘下のランカIOCの2社の寡占状態が終わる。