[ソウル 22日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が22日に発表した6月末時点の家計債務残高は1862兆8000億ウォン(1兆3900億ドル)となり、第1・四半期から0.5%増加した。住宅ローン需要の拡大に伴い過去1年半でも最も速いペースで拡大した。
これを受け、政府・中央銀行は家計債務を管理する対策を講じる方針を示した。
住宅ローンは14兆1000億ウォン増加した。住宅取引の回復を背景に増加幅は前四半期の4兆5000億ウォンを大きく上回った。
他の借り入れは4兆ウォン減少したが、減少幅は前四半期の15兆5000億ウォンを下回った。
6月末時点の家計債務残高は前年比では0.3%減少した。
中銀の李昌ヨン総裁は国会で、家計債務を管理するためミクロ・マクロ両面の対策を講じると表明。増加傾向が続けば問題になると述べた。
秋慶鎬・企画財政相も、債務を管理する厳格な政策を継続すると述べた。