[キーウ 23日 ロイター] - ウクライナ軍と地元当局が23日明らかにしたところによると、ロシア軍はウクライナ南部の穀物輸出の拠点となっているドナウ川流域にある穀物倉庫を夜間にドローン(無人機)で攻撃した。
ウクライナ軍は通信アプリ「テレグラム」で「敵はドナウ川流域の穀物倉庫と生産・積み替え施設を攻撃した。倉庫が燃え上がり、火はすぐに消し止められた。消防隊が作業を続けている」と述べた。
ロシア軍はドナウ川の港湾インフラを相次いで攻撃している。ウクライナは、ロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から離脱した後、ドナウ川沿いの港からルーマニアのコンスタンツァ港に穀物を輸送している。
オデーサ(オデッサ)州のキペル知事は、3時間にわたって攻撃が続いたと指摘。ウクライナ空軍がロシアのドローン9機を撃墜したと述べた。
その後、ウクライナ軍は夜間にロシアが発射したドローン20機中11機を撃墜したと発表した。