[29日 ロイター]- - 米家電量販大手ベスト・バイが29日発表した第2・四半期決算(5―7月)は売上高と利益が予想を上回った。
第2・四半期の売上高は前年同期比7.2%減の95億8000万ドルと、リフィニティブIBESのデータによる市場予想の95億2000万ドルを上回った。調整後の1株当たり利益も1.22ドルと、市場予想の1.06ドルを上回った。
値引きを進めたことで店舗での家電製品やノートパソコンの売れ行きが好調だった。一方、通期の売上高と利益見通しのそれぞれの上限を引き下げた。
29日の寄り付き前の時間外取引で株価は不安定に推移したが、一時は約1%上昇した。
ベスト・バイは顧客の呼び込みを強化するための販売促進策として実施した「7月のブラックフライデー」ではより大幅な割引を提供し、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムの48時間の有料会員向けセール「プライムデー」に対抗した。
2024年1月期通期の売上高見通しは438億─445億ドル。従来予想は438億─452億ドルだった。
調整後1株当たり利益見通しは6.00─6.40ドル。従来予想は5.70─6.50ドルだった。